プロパンガス(LPガス)と都市ガスの違い

建物の横に並んでいるガスボンベの上部
2018年01月26日(金)  12時00分
テーマ:プロパンガス

プロパンガス(LPガス)と都市ガス、どちらも耳にしたことがあると思います。

しかし、どのような違いがあるのかご存知でしょうか?

今回は、あまり知られていないプロパンガスと都市ガスの違いについて、詳しく説明していきたいと思います。

目次
・プロパンガスと都市ガスのシェア率
・プロパンガスと都市ガスの違い
・違い①:ガスの原料
・違い②:ガスの重さ
・違い③:ガスの供給方法
・違い④:ガスの熱量(カロリー)
・違い⑤:ガス料金
・違い⑥:ガス機器
・まとめ

1.プロパンガスと都市ガスのシェア率

立体的な円グラフのカラフルなイラスト

まず初めに、国内ではプロパンガスと都市ガスがどれほど使用されているのか?確認しておきましょう。

全体の約65%が都市ガスを使用しており、約34%がプロパンガスを使用しているようです。

やはり都市ガスと比べるとプロパンガスのほうが少ないことがわかります。
また、最近ではプロパンガス・都市ガスを使用せずに、全てを電力で賄うオール電化住宅も増えてきています。

オール電化は、近年注目されてきている設備でもあります。

2.プロパンガスと都市ガスの違い

上を見上げ両掌を上に向けている女性

プロパンガスと都市ガスの違いを説明していきますが、そもそもの使用目的はどちらも同じです。

家庭で使うコンロや給湯などに使用されます。
それでは、具体的に何が違うのか一つずつ見ていきましょう。

3.違い①:ガスの原料

ガスタンクと工場のイラスト

プロパンガスと都市ガスでは、使用されている原料が異なります。

プロパンガスの正式名称は液化石油ガス(LPガス)と言い、プタンやプロパンが主成分となっているガスです。

プロパンガスはLPガスの一種で、プロパンが主成分のガスです。

都市ガスは、メタンを主成分とする天然ガスです。

4.違い②:ガスの重さ

一つの重りと三つの重りをシーソーの両側に乗せて重さを比べる光景

原料が違うことから、ガスの重さにも違いがあります。

気体のプロパンガスは空気よりも1.5~2倍重たく、都市ガスは空気よりも軽いガスです。

重さが違うことから、気を付けなければいけない点があります。

室内でガス漏れが発生した場合、プロパンガスは床面に広がり、都市ガスは上にあがり天井にたまります。
そのため、ガス警報器を設置する場所が異なるので確認しておきましょう。

プロパンガスの場合は地面に近い場所に設置し、都市ガスの場合は天井や、なるべく天井に近い場所に設置する必要があります。

設置場所を間違えると、ガス漏れが発生した際に大変危険です。
ガス警報器を設置する際は十分に注意しましょう。

5.違い③:ガスの供給方法

トラックの荷台に複数のガスボンベを積んでいるイラスト

見た目でも一番分かりやすい違いは、やはり供給方法でしょう。

プロパンガスは、液体の状態でボンベに入れて各家庭まで運ばれます。
使用したことがない方でも、飲食店などに置いているボンベを見たことがあるあるのではないでしょうか?

都市ガスは、気体の状態で地中にあるガス管を通して各家庭まで運ばれます。
そのためガス管が通っていない地域では、都市ガスを契約することができません。

供給方法が異なる理由として、プロパンガス(LPガス)が液化しやすいガスだということが考えられます。

プロパンガスは-42℃まで冷却するか、圧力をかけることで液化することができます。
プロパンガスだけではなく、LPガスはどれも容易に液化することが可能です。

液化しやすいプロパンガスに比べ、都市ガスは-162℃まで冷却しないと液化できないため、運搬には向いておらず、ガス管を通して気体の状態で各家庭まで運ばれます。

6.違い④:ガスの熱量(カロリー)

点火しているガスコンロ

原料が異なることで、燃焼カロリーに大きな差があります。

ガス会社によって異なる場合もありますが、大手都市ガスで熱量は11,000kcal/m3、プロパンガスは24,000kcal/m3となっています。
プロパンガスが都市ガスの約2.2倍も発熱量に優れています。

ここで、多くの方が勘違いしてしまっているポイントがあるので、詳しく説明します。

熱量が高い=火力が強いというわけではありません。

プロパンガスと都市ガスでは熱量が大きく異なりますが、都市ガスのコンロはガス穴が大きくできており、ガスが多く出るように作られています。

また、ガス管からガスを出す際に圧をかけることで、さらにガスの量を多くしています。

プロパンガスは都市ガスに比べ熱量は高いですが、含まれている空気量が約2倍になっており、使用しているガスの量が都市ガスの半分ほどとなっています。
そのため、プロパンガスと都市ガスでは、使用するガスの量を調整されているので火力に大き差はほとんどありません。

飲食店や製造工場でプロパンガスが多く使用されている理由は、都市ガスよりもプロパンガスのほうが使用するガスの量が少なく済み、ガス料金が安くなるため。

7.違い⑤:ガス料金

電卓の横にお金を置いている光景

どちらも基本料金は地域によって異なります。が、都市ガスの平均が950円なのに対し、プロパンガスの平均は1,500円となっています

プロパンガスの基本料金が高い理由は、ボンベの点検・交換を定期的に行うため、人件費やボンベを運ぶ費用がかかってしまうため、都市ガスより高くなっています。

月々のガス料金については、違い④ガスの熱量(カロリー)で説明したように、プロパンガスのほうがガスの消費量が少ないため、都市ガスよりも単価の設定が高いと考えられます。

8.違い⑥:ガス機器

三口ガスコンロの点火している状態

プロパンガスと都市ガスでは、ガスコンロなどのガス機器が異なることをご存知でしょうか?

意外と知られていないことですが、プロパンガス用と都市ガス用のガス機器を間違って使用した場合、火災や一酸化炭素中毒などの原因となってしまう恐れがあります。

ガスを切り替える際には、必ず専用の機器を設置してください。

また、都市ガスでも地域によって熱量が異なるため、専用の機器を用意する必要があるそうです。

引っ越しをする際は、十分に注意してください。

9.まとめ

このように、プロパンガスと都市ガスには様々な違いがあることが分かりました。

知らないと危険なこともあるので、どんな小さなことでも気になることがあれば、ガス会社へ確認してみましょう。

ガス料金が高く悩んでいる場合も、一度ガス会社へ相談してみてはいかかでしょうか?

それぞれのご家庭にあったガスをお選びください!

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