再配達を減らすための取り組み

配達員が玄関で荷物を手渡している様子
2018年02月25日(日)  12時00分
テーマ:宅配ボックス

宅配業界で近年問題となっているのが、再配達件数の増加です。

この問題を解決・改善することは可能なのでしょうか?

今回は再配達問題の現状と、再配達を減らすためにどのような取り組みがされているのかをご紹介していきたいと思います。

目次
・再配達問題の現状
・再配達を減らすための取り組み
・個人で気をつけるポイント
・まとめ

1.再配達問題の現状

様々な大きさの段ボールをまとめて置いている光景

インターネット通販が普及し、宅配物の個数が激増している中、一人暮らしや共働きの家庭が増えた現代では、荷物の受け取りが困難となってきています。

平成28年には、年間で約40億個の荷物が配達されました。

しかし、その内の約2割もの荷物が再配達となり、さらにその1割が3回以上の再配達となったことが発表されています。

再配達の件数が増えることで、様々な問題が発生しています。

配達員不足

配達員が荷物を抱えている姿

宅配業者にとって一番の問題が配達員不足です。

再配達の為に年間で約1.8億時間、約9万人分の労働力が使用されています。

そのため、配達員不足が発生し拘束時間も長くなっています。

配達員が不足すると、荷物の配達にも大きな影響が出てしまいます。

ヤマト運輸では、12時~14時の時間指定を廃止、当日中の再配達締め切り時間を変更するなどの対策がされました。

環境汚染

木の下から空を見上げた時の景色

再配達の件数が増えることで、トラックの走行距離も激増しています。

年間で42万トンものCO2が排出されていると考えられています。

これは社会的にも大きな問題となっています。

宅配業者にとっては、トラックの走行距離が増えることで燃料費も増加してしまいます。

2.再配達を減らすための取り組み

再配達の件数が増えることで、配達員不足や環境汚染などの問題が発生していることが分かりました。

この問題を解決するために、様々な取り組みが行われています。

宅配ボックスの設置

宅配ボックスが設置されているマンションのエントランス風景

不在時でも荷物を受取れるようにと作られた宅配ボックスは、再配達の件数を大幅に減らすことができると期待されています。

新築の分譲マンションには、宅配ボックスが99%設置されています。

宅配ボックスを設置することで、どれほど効果があるのでしょうか?

ある地域に宅配ボックスを設置し、どれほど再配達が減るか?という調査を行ったところ、再配達の割合が48%から8%まで激減しました。

配達員の労働時間で表すと、約223時間も削減できたと考えられます。

この結果を見ると、宅配ボックスは再配達を減らす大きな効果があることがわかります。

入居者からも導入を希望されることが多く、人気設備ランキングでも上位に選ばれています。

賃貸物件では、まだまだ導入件数が少ないですが、今後は件数が増え必要不可欠な設備となるでしょう。

宅配ボックスはアパート・マンション用だけでなく、戸建て用も販売されていますので、戸建て住宅にお住まいの方も設置を検討してみてはいかがでしょうか?

公共施設に宅配ロッカーの設置

最近、駅などで宅配ロッカーを見かけることが増えてきました。

宅配ロッカーは、駅やコンビニ・スーパーなど様々な場所に設置されており、仕事帰りなどに最寄駅で荷物を受け取ることができ、家に宅配ボックスがない方にとって便利な設備です。

宅配ロッカーは施設側が設置している場合もありますが、宅配業者や郵便局・楽天などが設置しているものもあります。

平成29年4月より宅配ボックスの助成金制度もスタートしました。

宅配ボックスの助成金制度は、公共施設に設置するものが対象となるので、今後宅配ロッカーがどんどん増えていくと考えられます。

設置されている場所によっては、24時間使用できない場合もあります。

ご使用の際は、営業時間を事前にお確かめください。

コンビニ受け取り

インターネット通販を使用される方であれば、ここ数年でお届け先にコンビニという選択肢が増えたことをご存知だと思います。

宅配ボックスとは異なり、代金引換の荷物でも対応してもらえます。

地域によって異なる場合もありますが、24時間営業のためお好きな時間に受け取ることができます。

宅配業者によっては、Webサイトから受け取り場所をコンビニへ変更することが可能です。

営業所受け取り

お近くの営業所へ直接荷物を受け取りに行く方法です。

宅配業者に営業所止めでお願いしますとお伝えすることでご対応いただけます。

3.個人で気をつけるポイント

ペンを片手に立っている人とチェック欄のイラスト

荷物を受取るときの様々な方法をご紹介いたしましたが、個人が荷物の受け取りに対する意識を高める必要があると感じます。

荷物を送るとき、受け取るときには以下の点を意識しましょう。

荷物を送るとき

相手が受け取れる時間を確認して送る

相手に荷物が届くことを伝えておく

荷物を受け取るとき

時間指定をしておく

どれも小さなことですが、再配達になってしまう原因に「荷物が届くことを知らなかった」「日付指定だけしていたため何時に届くか分からず家を出てしまった」などがあります。

送る側・受け取る側が事前に上記のことをしておくだけでも再配達件数が減りそうですね。

4.まとめ

再配達の件数を減らすために、家だけでなく様々な場所で荷物を受け取れるようになってきています。

これを活用する人が増えることで、再配達の件数が激減すると考えられます。

荷物受け取りの際は、今回ご紹介した方法を取り入れてみてはいかがでしょうか?

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