新電力と電気についてもっと詳しく知ろう!

2018年07月25日(水)  12時00分
テーマ:新電力

電力自由化が始まり、新電力は多くの方から注目を集めています。

今までは既存の大手電力会社を使用していたため、電気について調べる機会がなく、知らないことが沢山あると思います。

今回は新電力や電気について色々とご説明していきたいと思います。

目次
・電気事業について
・電気の品質は落ちない?
・電気の周波数
・まとめ

1.電気事業について

電力自由化のスタートに伴い、多くの新電力会社が電気事業に参入してきました。

電気事業とは、大きく分けて【発電部門】・【送電・配電部門】・【電力小売事業部門】の3つに分けられます。

発電部門

発電部門とは、その名の通り様々な発電方法で電気を作り出す部門です。

発電方法は電力会社によって異なります。

主要エネルギーとしては、火力・原子力・水力・風力・太陽光などが存在します。

しかし、電力自由化に伴い、電気事業に参入してきた企業の中には、電力会社以外の企業も多くみられます。

異業種から参入してきた新電力会社は、以下のような方法で電力を取り扱っています。

◆自社発電

◆卸売電力市場から電力を購入

◆他企業から余った電力を購入

このように、自社発電ができなくても電気を取り扱うことができるため、異業種の企業も電気事業へ参入することが可能となっています。

送電・配電部門

送電・配電部門に関しては、新規事業者の参入が認められていません。

理由としては、新規事業者が参入することによって、安定して電力を送電できなくなる可能性があるためです。

トラブルやミスが発生することにより、送電ができなくなってしまう可能性が高いと考えられています。

また、配電線網を新電力会社が取り入れると、街中が配電線網だらけになってしまいます。

地中に埋めるとなると、莫大な時間と費用がかかってしまうため、結果的に電気料金が高くなってしまいます。

電力自由化は電気料金を安くするために始められたので、電気料金が上がってしまうと意味がありません。

そのため送電・配電部門に関しては、これまで同様、既存の大手電力会社が一貫して独占しています。

また、新規事業者の参入が認められないことから、以下の内容が発表されました。

2020年4月までに、既存の大手電力会社の発電部門と送電・配電部門が分社化されることになりました。

現状では、大手電力会社の配電線網を使用したい新電力会社に対して、大手電力会社が不当な使用料を請求できてしまいます。

部門を分離させることによって、大手電力会社と新電力会社に対し、公平な使用料を請求していることが明確になり、不当な請求がなくなると考えられています。

電力小売事業部門

電力自由化に伴い、最も大きく変化したのが、一般家庭への電力の小売りが可能となったことです。

これまで、地域ごとに国から定められた電力会社と契約することになっていましたが、全ての利用者が自由に電力会社を選択できるようにすることで、電力会社同士で価格競争が始まると考えられました。

電力自由化は、利用者が少しでも安く電気を使用できるためにスタートしました。

2.電気の品質は落ちない?

これまで一般家庭では、大手電力会社を使用してきました。

そのため、新しく電気事業に参入してきた新電力会社に対し、少なからず不安があるようです。

その中でも、多くの方が心配している点が「電気の品質は落ちないのか?」ということです。

結論から言うと…

先述したように送電・配電は、これまで通り既存の大手電力会社が行うため、電気の品質に関して全く問題はありません。

万が一、停電や新電力会社が倒産してしまうことがあっても、大手電力会社がフォローしてくれるので、電気が止まってしまうことはありません。

また、新電力会社に変更することで停電が増えることもありませんので、ご安心ください。

3.電気の周波数

日本の電気には、2つの周波数が存在することをご存知でしょうか?

電気の周波数は【50Hz】と【60Hz】の2種類です。

世界の中でも、1つの国内に2種類の周波数が存在することはとても珍しいことです。

2種類の周波数が存在する理由

日本国内に2種類の周波数が存在する理由は、日本で電気が使われるようになった明治時代までさかのぼります。

当時、電気を作るための発電機を日本は海外から輸入していました。

その時輸入していたのが、東京は【ドイツ製で50Hzの発電機】、大阪は【アメリカ製で60Hzの発電機】でした。

違う周波数の発電機を輸入し、発電した電気をそのまま使い続けた結果、2種類の周波数の電気が日本国内に広まってしまいました。

他府県に引っ越しした経験がないと、意外と知らない方も多いようです。

そのため、今まで使用していた家電が引っ越し先で使用できないというトラブルも発生しています。

周波数の異なる地域

実際に周波数が異なる地域を確認してみましょう。

新潟県の糸魚川と静岡県の富士川を結ぶ線を境に、東西で周波数が異なります。

西側が60Hz

東側が50Hz

となっています。

また、一部のみ周波数が混在している地域も存在しています。

周波数は変換できる

電力自由化に伴い、誰でも電力会社を自由に選べるようになりましたが、先述したように日本には2種類の周波数の電気が存在します。

自分が住んでいる地域の周波数を取り扱っている電力会社を選択する必要があるの?と思う方も多いのではないでしょうか?

ご安心ください。

周波数の違う地域にお住まいでも問題ありません。

周波数が違う地域にも対応できるように、変換所という場所が存在します。

ここで電気の周波数を変換することが可能です。

変換所はまだまだ数が少ないため、今後増えて行くことが予想されます。

4.まとめ

今回は、新電力会社や電気に関してご説明してきました。

電力自由化に伴い、電力会社を自由に選択できる時代になったからこそ、電力会社を選択する自分自身が知識を増やすことも大切だと思います。

少しでも多くの情報を持っている方が、より良い電力会社に出会える可能性が高まるかもしれません。

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